ドッペル原画展

2017-01-01から1ヶ月間の記事一覧

寝室

誰の目にも留まる事の無い孤独 触れても壊れない孤独、強い孤独 生命力のある孤独、見られたい孤独 全部馬鹿にされてる恥ずかしい、命日を忘れた 大切だった事を忘れてしまえばそれはただの忘れられた記憶になって、他の忘れた記憶の重なりから取り出せなく…

救心

風に吹かれてふわりと浮かんだ物が真っ白で綺麗な鳥に見えた、こんなに汚い駅の汚い線路の上にこんなに綺麗な白鳥がいてそれでこんなに優しく飛ぼうとするなんて、近寄って見ると誰かに捨てられたただのゴミ袋だった ゴミ袋は乱暴に走ってきた電車に跳ねられ…

光國

遠藤周作の「海と毒薬」九州の病院でアメリカ人捕虜の生体解剖という忌まわしい事件を細部に描いていた。日本人がアメリカ人を捕虜にして解剖したという事件において、日本人のいかなる精神性、論理的な心理がどのように働きかけたのか、そして日本人とは一…